自閉症って?高機能自閉症やアスペルガー症候群

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最近は、特集番組やテレビドラマなどでも自閉症をテーマにしているものが多くなってきたように思います。将来の予測が難しいため、自閉症は数あるハンディキャップのなかでも、とても怖いと感じられています。はたして本当にそうなのか?ここでは自閉症について紹介していきたいと思います。

自閉症は心の病気?

写真:たたずむ子供

自閉…「自分を閉じる」という文字から、まわりの人には心は開かずに、自分の殻(から)に閉じこもってしまう病気、引きこもりなどと勘違いしている人もいるでしょう。けれど、もうこの時点で実は間違っているんですよ。自閉症はこのような心の病気などではありません。では、一体どのような病気なのでしょう?脳のある特性によって、引き起こる発達障害(しょうがい)の一種だと考えられています。昔とくらべると医学心理学が進歩し、今では正しい情報を得ることもできますが、それでもまだ自閉症は多くのナゾに包まれているのです。

自閉症と併発する病気にはてんかんや全身痙攣
自閉症と併発する病気にはてんかんや全身痙攣
自閉症は何らかの合併症の発症確率が比較的高い障害といえます。どんな病気を併発する可能性があるのでしょう?

自閉症の原因と分類

写真:母と子供

自閉症の子供を持つ親の多くは、「しつけが悪かったから」とか「育てる環境が良くない」などと自分を責めると思います。さらにまわりの人たちからも、そういうふうに思われがちです。自分の子供が自閉症というだけで、まわりから悪く言われて、親せきからも仲間はずれにされるという話を聞いたこともあります。自閉症になるのは今挙げたようなしつけや環境が原因ではありません。なので、誰のせいでもないのです。上記の「自閉症は心の病気?」の項目でも少し触れたように、これは脳の神経が何らかの理由でトラブルを引き起こし、そのことが障害となってあらわれます。脳が色々な情報をうまく処理できなくなってしまいます。なぜ、脳にそのようなトラブルが起きるのは詳しい原因は残念ながら明らかになっていないのが現状です。さて、次に自閉症の分類を見ていきましょう。大きく三種類に分けられます。

低機能自閉症(カナー症候群)

写真:カナー症候群の子供

低機能自閉症は「カナー症候群」とも呼ばれています。これは知的障害をともなうものです。知能指数は平均して低く、場合によっては学習障害などを併発(へいはつ)することもあります。ただ、このタイプの自閉症は、健常者よりもうつや統合失調症になりにくいと言われています。1943年にアメリカの小児精神科医のレオ・カナーが発表したことから、「カナー症候群」と名付けられました。

高機能自閉症(アスペルガー症候群)

この高機能自閉症は別名を「アスペルガー症候群」といいます。知的障害をともなわないという特徴がありますが、多くの場合、人とのコミュニケーション能力に問題を抱えています。このタイプについては「アスペルガー症候群との違いは?」の項目で、もっとくわしく紹介しますね。

「サヴァン症候群」

次にこの「サヴァン症候群」は知的能力が高いか低いかに関係なく、ある特定の分野で優れた能力を発揮します。カレンダーなしで特定の日付が何曜日かを当てることができたり、日本中の鉄道の名前を覚えていたりと色んな能力を持っている場合があります。1887年に大量の本を一度読んだだけで全部暗記して、なんとっ!それを逆さに読むという記憶力を持つ男性が発見されたのが始まりとされています。

アスペルガー症候群との違いは?

普通、自閉症というと重度の知的障害をともなう低機能自閉症(カナー症候群)を指すことが多いです。ここで高機能自閉症(アスペルガー症候群)との違いを紹介しましょう。まず、大きな違いは一般的に「アスペルガー症候群」には知的な障害がないという点です。同時に幼児期の言葉の遅れもありません。それ以外は従来の自閉症を比べても、さほど大きな違いはないと言えます。とは言っても言語障害が見られない分だけ、相手の感情を理解することに問題がある点は日常生活の中でかなりの妨げになってしまいます。「アスペルガー症候群」は1944年に発見され、ハンス・アスペルガーというオーストリアの小児科医の名前にちなんで付けられました。
※高機能自閉症と「アスペルガー症候群」は言語障害のあるなしで区別されることもありますが、基本的には同じものとみなされています。

ページ紹介

ここでは、各項目のページ紹介をしましょう。「自閉症の症状」と「自閉症の診断基準」をテーマに解説しています。

自閉症の症状

このページでは、自閉症の様々な症状について紹介しています。対人関係、コミュニケーション、想像力の問題など自閉症に必ずと言っていいほど見られる症状のほかに、多動や感覚・睡眠異常などといった、自閉症とセットになってあらわれる症状についても説明しています。

≫詳しくはこちら

自閉症の診断基準

このページでは、自閉症の診断基準について紹介しています。基準となるのはもちろん、自閉症特有の症状が出ているかどうかによりますね。ほかに言葉で言うより書いたほう伝わりやすいなど、家族の人にでも判断できる基準、また確定するための病院での検査内容などを載せています。分かりやすく書くように心がけたので、一つの参考になれば嬉しいです。

自閉症の診断基準と自閉症スペクトラム指数
自閉症の診断基準と自閉症スペクトラム指数
自閉症の診断基準は何か?診断されるときに、どのような検査が行われるかを紹介していくことにしましょう。